求人広告の見方、広告からわかる特徴

案件数の多さを強調するもの:大多数を占めるSES下請け会社の広告のパターン

「多彩な案件をアサイン」「当社の強みは、豊富で多彩な案件数」 「案件は4000件以上! オープン系、汎用系、Web系、制御・組込系、インフラ系…実に幅広いジャンルの仕事があります。」

■解説と想像■

よくある人貸しSES会社の典型的な広告文言ですね。 案件数が多いゆえ、自由に選べる、スキルのチェンジも可能、などをうたうところもあります。 確かに案件数が多ければマッチする確率は高くなるかもしれません。が、あくまで、その求職者の希望条件、スキルやレベルにマッチする案件がたくさんあるかはほんとに難しいので、自分に合いそうな案件があるのかどうかをよく訊いてみる必要があります。 それから、あくまで求職者の希望と、案件側での要求が合うかどうか、で人を求めるのが案件を提示している側である以上、求職者の希望通りにいかないケースは多々あります。

■そのほかのポイント■
・営業力の問題

経営者の人脈ベースで案件を持ってきている(小さい会社に多い)、ほんとに営業力があって多彩な会社・分野の案件をとれる、などの違い。 また、上位会社からの紹介案件が多いのか、同じ下請け会社どうしの横のつながりで案件を紹介してもらってるのかによる違い。

・マッチングの問題

「豊富で多彩な案件から選べる」といっても結局はその案件で必要なスキル・レベルとマッチしなければならんので、なんでもやれるということにはなりにくい。年齢、経験といった観点でもマッチするか。

・営業が乱暴なケースは多い

SES会社の場合はたくさんの人を稼働させたほうが売上がたつので、多少希望条件と合わなくてもどんどんいれちゃう乱暴なケースがあります。 例えば新人なのに学校でちょっとc書いたことがあるからといって、たいした教育もせず案件に投入して、本人現場で辛くなって早々に辞めてったとか、 経験者でも、ちょっとしかやったことがない言語なのになんとか行けるだろうと案件に入ったものの、結局請元に使えないと言われて返されたり。
営業が乱暴な面もあれば、本人が自分のスキルやレベルを把握できていないケースもあり、厄介ですが、あちこちでよく見られる事象です。

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