エアープランツの居場所(その2)・飾り棚

木工というよりエアープランツの飾り方についてのお話になりますが…。

エアープランツ(air plants)、なかなか素敵なのでその後数も増え、飾り方、育て方、管理の仕方をいろいろ試行しているところです。
精確には、Tillandsia(ティランジア、チランジアと書いたりもします)というパイナップル科の植物で、岩や木に着生する植物。土に根をはって養分を吸いとったり、寄生ではなく着生なので着生した木から養分を吸い取ったりもしません。風に飛ばされたりしないように根でうまいこと絡みついて、静かに鎮座する、というふうに生きているそうです。北アメリカ南部から南米の、温帯から熱帯にかけての地域が原産で、割合高地に生きる植物だそうです。
というのが諸所でなされている一般的な説明です。

最初は四株だけだったので流木一本でよかったのですが、相棒が小さいのを十五株一気に仕入れてきて、それと一緒に仲屋むげん堂でタイの古木でできたインテリアフックを2枚買ってきました。
その古木を使って二人であれこれ思案して作ったのが写真右のティランジア棚です。

ティランジアはその形状のためか猫のいいおもちゃになってしまうので(けれど噛んでも猫に害はないです)、うちでは流木も棚も猫の手の届かないところに吊るしています。そして薄いカーテンを引いて、日中の強すぎる日差しを防ぐようにしています。

 

<<作り方>>

・まず古木インテリアフックは、フックとして付いていたダボを切り取ります。
・電動ドリルで、板の両端に紐をかけるための穴を開けます。
・あとはティランジアを配置できるよう、好きなように加工します。
上段は、20ミリのネジ2本をV字型に打ち、このビスの間に幅広のティランジアを針金で巻きつけるように固定。これを4つ。
下段は、そのへんにあった竹の小カゴを釘で固定し、その中に小さめ細めのティランジアを置きました。
これで落下の危険はありません。

※流木のほうの作り方は、「エアープランツの木」を参照してください。