■ARTIST :元ちとせ
■ALBUM TITLE :平和元年
元ちとせの歌は『ハイヌミカゼ』などで聴いていましたが、昨年2015年12月23日の新宿ピットインの梅津和時の年末キャバレーライブではじめて生でその歌声を聴いたわけですが、それがまあ素晴らしかったのでして、このアルバムほかぜひ一聴すべき価値があるかと思います。
新宿ピットインでは、このアルバムに収録されている「腰まで泥まみれ - Waist Deep in The Big Muddy -」と佐野史郎とのデュエットで「最后のダンスステップ」を聴きました。で、今更ながらこのCDを買いまして、聴きながらいろいろ考えさせられているというわけです。
所謂「反戦歌」と言うような曲がずらりと入っていて、聴いていると元ちとせの素晴らしすぎる歌声によって妙に身に染みてくるのであります。
「腰まで泥まみれ」の解説には、「郡であれ、国であれ間違ったリーダーに『進め』と言われても『引き返せる』という理性と勇気を持った隊員達、側近達の歌」とありますが、法律や民主主義をないがしろにして間違った方法で間違った方向に進めているとしか思えない安倍内閣に「進め」と言われてもそれは間違っているので、どうにかしないといけないなと思いながら聴いているわけです。
でも一番困るのは、法律や民主主義をないがしろにする安倍内閣や大新聞・テレビがそもそもおかしい、と気づけない人たちがこの国には可成り多いのではないか、ということですが…。
(文中敬称略)