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くらし 漫筆

記録|うちにも「瓦がずれている」といって屋根工事勧める業者が来た

2022-05-08

掲題の怪しい業者が2,3うちにも来ました。
戸建てに住むようになって初めて出会う手口でもあり、最初は知らずに応対してしまったが、最近は無視。
ほかに、「外壁工事しませんか」も来たことがある。まあ古い家だから狙われやすいのかも。

もちろん、まず第一原則として、どんな場合でもこういうの(訪問販売)はその場で契約を即決しない、というのが大事で、情報リテラシーの問題でもありますが、まあ話のネタとして、ちょっと記録のために書いておきますと。。

1件目は巧妙で、「近所の屋根を工事していて、音が出るので挨拶に来た」という。
工事の挨拶だというのでつい応対したが、そのうち、
「ところでおたくの屋根の瓦が1枚ずれてますよ」と言い出す。
どこが、どうやって見えたかと訊くと、
「通りの向こうの家を工事してるのだが、その屋根の上から見えた」という。
うちは路地に直截面していない立地なので、通りの向こうからほんとに見えるんかいなと、この時点でもう怪しいな、と思いつつ話をしていると、
「よかったら挨拶回りが終わったら見に来ますよ」(すでに工事始まってから挨拶?)
というので、
「いや、知ってる業者がいるからそっちに頼む」と言って断る。
結局この業者、挨拶回りと言いながら会社の名刺も工事期間や場所を書いた紙も置いていかず(業者によってはタオル配ったりもしますが、それもなし)、怪しさ満点である。
訪問販売であれば、まず自分が何という業者で、何を売るために来た、というようなことを最初に告げるのが法律要件ですので、自分が誰かも名乗らないで「瓦ズレてますよ、心配で声かけました、調査しましょうか」というのはおかしいのである。

2件目はインターフォン越しにいきなり「ナントカ瓦がズレてます、心配になったんで声かけました」といって、1件目と違う場所を指摘された。うちの屋根あっちこっちズレてるんだな。
なので、即「あっそう、知ってる業者に今度見てもらうわ」と通話を切る。

あとで調べると、屋根工事の訪問販売に関してはわんさと情報が出ていて各地の自治体も注意喚起をしており、「やはりか」と思いましたが、これだけ情報が出ていても、知らないとつい応対してしまったり、「契約を簡単に即決しない」「相みつを取る」という原則で対応できなかったりすると高額請求などの被害に逢ってしまいますし、また、例えばある種の原因で判断力が落ちている人はこういう業者から保護してあげないといけないですし。難しいです。

■参考■
東京都の場合、東京くらしWEBにいっぱい情報あります。


あとは独行の国民生活センター。

建物についてなら、中立の立場でインスペクションをしてくれる業者があるので、ほんとに屋根や壁が心配なら、こういうところに調査してもらうのも良い。うちは入居前に調査をしておいたこともあるので、屋根の話も怪しいとすぐ気が付くこともできた。

ほか、屋根工事であればマトモな同業者がブログで注意喚起をしてくれているものもあったりしますので、消費者トラブルの被害に逢わないようよく調べて対応しましょう、というお話。

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