政治にしろなんにしろ、人間が「宗教的価値観」に基づいてなにか行動することはとくに問題ない。
しかし例えば、ある神聖化された特定の人物がカリスマ的に存在し、その人の言うことに盲目的に付き従うような人間たちの集団は、ときにおかしな行動を取ったりする。
旧統一教会と自民党が騒がれているようじゃが、宗教と政治という問題ではなくて、反社会的な「団体」と政治が関わってた、ということ自体が問題じゃの。
それに、1969年生まれの私なんかがみても、旧統一教会と政界関係者の関わりなんて「何を今更」な感じだし、創価学会と公明党は言わずもがなだし、これらみんななんでずーっとほったらかしだったんだろうか、という感想しかない。
オウム真理教はストレートに事件を起こして安倍政権でみんな死刑が執行され、旧統一教会は詐欺的手法で世間を騒がせ、創価学会は長い時間をかけて警察や省庁なんかに人材を送り込んでいて、そもそも事件や訴訟になりそうになるとその前に抑え込む、というなかなかの手練手管。しかも創価学会=公明党はずっと政権党じゃよ。
もう何十年も、ニッポン、頭おかしいだろ。
他にもいっぱいあるが、アメリカにしろ宗教関係にしろ企業にしろナントカ団体にしろ連合にしろ、みんな利権(私利私欲)のために自民党他いろんな政治家とつながりを作って利益を得ようと動いてきたわけで(既得権益)、それが敗戦後ずーっと続いてきた日本の政治、というだけの話ではないかと思うのじゃが。
一応"体裁は"「民主主義」ということになっていて(実態は民主主義なんてもんじゃないが)選挙もあるのに、主権者は「既得権益のための利権政治」を止めることができず、ひたすら搾取されまくってきたのにまだ自民党を勝たせる。
もう嫌じゃ。