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健康 漫筆

健康のための運動について(1) ~運動経験がない人や、過度に太っている人がいきなりジョギングをしてはいけません

2013-06-04

健康のために運動が良いのは間違いありません。
身体は動く、動かすことでバランスを整えます。
赤ん坊は常に動いています。子供もじっとはしていません。

でも大人になると動かなくなります。仕事場などで、うろうろ歩いたり飛び跳ねたり腕をぐるぐる回したり足を挙げたり走ったりするわけにはいかないし、もしそんなことをしていると「落ち着きのない人」と言われてしまいます。じっとしていることが「落ち着いた態度」とみなされる雰囲気なわけですから。

そんなわけで、大人になったら意識して動かないといけませんが、動き方を誤るとそれは大変なことになります。
自分に合った、無理のない、楽しく、身心の生理に適った動きをしないといけません。

まず、この「運動」について書きます。
それも、私のように長年の運動不足を解消しようと中高年から始めるような人にとってのお話です。

さて、大切なのは「自分に合った、無理のない、楽しく、身心の生理に適った動き」です。
過去まったく運動経験がない人や、過度に太っている人がいきなりジョギングをしてはいけません。(もしやるならば周囲の人に迷惑にならないようにしましょう。私見ですが皇居ランナーは歩行者の迷惑です。走るにしても、皇居ランナーのようにお喋りしながら横に広がって走ったり、端を歩いている歩行者に肩を当てたり衝突の恐怖感を与えるような走り方をしてはいけません。)
誘われたり流行っているからといって突然テニスやゴルフや柔道やバレーボールなどをしてもいけません。
筋トレも無茶なのでやめた方がいいでしょう。運動経験がない人はもちろん、太っている人がジムに行って筋トレだけやっても痩せません。「xか月でxxキロ減」とかいう駅にある広告なんて信用してはいけません。
ラジオ体操も、動作がおかしいところがあるのであまりお奨めできません。
それからもし運動するときには、準備運動を正しくやりましょう。
ヨガや気功は良いですが、妙な先生のもとで妙なモノをやるのはお奨めできません。
脳活性化ヨガとか月を見るヨガとかホットヨガとか骨盤矯正ヨガとかハワイアンヨガとかなんとかいうような、なんちゃらヨガとかなんちゃら気功とか、最近は妙なものいっぱいありますが、本来ヨガや気功は意外とシンプルだし各論的なものではないです。確かにヨガをやると脳が活性化されるかもしれませんが、それはひとつの結果であってヨガ自体は総合的なものだと思います。
とまれ、変なものに飛びつかないほうがよいかと思います。お金もかかりますし。

太っている人が突如ジョギングを始めると膝や股関節を痛めることもあるでしょう。それにキツイので楽しくないでしょうし、身体を痛めるということは無理な動きです。
テニスやゴルフは楽しくやれるのかもしれませんが、一般西洋スポーツやスポーツ化された武道のほとんどは運動生理としては偏りがあるので、運動不足の中高年にはおすすめできません。
身体というのは頭から手先足先まで連動しているので、筋トレで部分ごとに鍛えるのもどうかと思います。四十過ぎに筋トレは辛いし、ジムに行けばお金もかかる、下手すると体を壊します。
ラジオ体操は、過度な反動を利用したり、腰を固定したまま側屈前屈したりするのが運動生理としては良くありません。

ともかく、「個人に合ってなくて、無理がある動き、楽しめず、身心の生理に適っていない動き」をやってはいけないわけです。また目的をダイエットのため、とかいうような各論的なものにすることは意味がないと思います。健康は総合的なバランスだろうと思うからです。そして何かを習う場合「誰に習うか」は非常に重要です。

次に続く

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