シンガポールはこれまで二度訪れました。
今回は、一度目のシンガポールの風景で、一度目というのは1999年なのでもう十四年前。
マーライオンは現在の位置ではなく、開港当時の位置にありました。そのすぐ横をこの時すでに高速道路が走っていて、確かこの頃にはもう移転計画はあったようです。その後2004年に再び訪れた時には広い場所に移転して周囲もすっかり雰囲気が変わっておりました。
1999年も仕事は多忙だった年で、それでも一週間夏休みを取って一人でシンガポールに来たわけですが日頃の疲れか体調はあまり良くなくて、到着初日に火事騒ぎもあったりであまり落ち着いたものではありませんでした。
でもせっかく来たのだからとまずマーライオンくらい見ておこうと公園に行ったものの、腹具合が悪くて終日水しか飲めず、公園のベンチで横になっていたりします。
そんな状態ながらもとりあえず街を歩いて写真を撮ります。この頃はもちろんデジタルではなくてフィルム。ちょうどペンタックスが手のひらサイズの一眼レフを発売したころで、AFだし街を歩きながらノーファインダーで撮るにはとても便利、と思って持って歩いたわけです。
三日目くらいから物が食べられるようになって、わりと気力も出てきてチャイナタウンや動物園、インド人街などをぶらぶら。多民族国家シンガポールはなかなか興味深い街です。