┃監督: EMIR KUSTURICA(エミール・クストリッツァ)
┃TITLE: UNDERGROUND(アンダー・グラウンド)
今ではもうすっかり有名になっている映画ですが、日本公開は確か1996年か97年くらいで、渋谷のシネマライズで観たときに、まず圧倒されたのが音楽でした。
ちなみにシネマライズのWebサイトに行くと、過去の上映映画とその期間までちゃんと記録が残っていました。便利な時代です。で、正確にはこの映画は1996年の4月から6月に公開されています。
当時はこうした単館映画館にはあまり人がいなかったような記憶があります。シネマライズではいろいろな映画を観ていますが、どれものんびりした印象でした。単館でもここは他よりかなり大きめで、音響が素晴らしいのです。音響はたぶん今でも都内一番ではないかと勝手に思っています。
そういう場所で、バルカンブラスというのを初めて聴いたわけですが、どかっと来ました。映画自体ももちろん面白かったですが、音楽にかなり刺激されその後バルカンブラス、ジプシーの音を聞くようになったわけです。
(文中敬称略)