∥ARTIST: KONONO NO1
∥ALBUM TITLE: Congotronics
アフリカ、コンゴのバンドです。
ジャケット写真のとおり、所謂「親指ピアノ」と現代楽器を組み合わせた演奏です。親指ピアノという表現は結構あとで知ったのですが確かこれは、大きさによって呼び名が変わり、イリンバ、マリンバ、チリンバ、という呼び方をするのだという記憶があります。よくエスニック雑貨屋に行くと売っているので、家には何個かこの楽器がありました。学生の時に買ったものがいまだに家にあります。
大きさもいろいろで、お土産物的に電卓サイズの小さいものや、スチールの空き缶に鉄のピンを付けたもので空き缶に共鳴させて音を響かせるもの、などなどいろいろあります。演奏用には、A5の書籍くらいの大きさのものが多いようです。ピンの根元に巻いてあるスチールの輪が、ピンをはじくとビリリっと共鳴します。アフリカではこの輪がマリンバの音の命だ、というような話も聞いたことがあります。このCDはジャケットをみて、レコード屋で視聴してすぐ買いました。親指ピアノを使ったバンドは当時初めて聴くし、しかもその音を電気で拾っているというので驚きでした。結構な迫力の演奏です。単独で弾いてみるとこの楽器はとても素朴で、一人で夜弾いていると寂しくなるような楽器です。一方、力強くハジけば跳ねる音になり、ノリの良い演奏をすることもできます。
ライナーや帯にも「でかい音で聴け」と書いてあるとおり、ステレオアンプとスピーカで、でかい音で聴くとよいです。
(文中敬称略)