枯れ木に花を咲かせましょう、と言ったのは花咲じじいですが、写真のような枯れ木は再び花を咲かせることなど不可能な形に朽ちています。一方は明確に切り取られ株だけが残り、もう一つは自然に朽ちたのか、剪定の結果なのかわからないけれど幹の一部が残り、都会の街中にもこうした枯れ木がそのまま残っていたりして、なんだかどきっとします。
もう生命はないはずだけれど、根が張っていて簡単には抜けず、押しても風が吹いても倒れずで、枯れてなお生命力を感じます。立ち残ったままの枯れ木に堅い生命力を感じてどきっとするわけです。