自分の姿を客観的に見ることはなかなかできません。鏡は確かにそこに映る自分の姿を見られますが、客観的にはなれません。唯一客観視できるのは自分の「影」です。
というわけで、たまに自分の影を撮っていました。
暗い夜道を歩いていてふと、誰かついてくるなと思ったら自分の影だった、あるいは先回りして誰かが自分を待ち伏せしている、と思ったらやはり影だ。自分のようで自分ではない、影。意外と捉えるのは難しくて、なかなかシャッターチャンスはありません。思ってもみないところに不意に現れる、自分の影。
2014-01-16