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くらし 時事 漫筆

やはり投票には行くべきでしょう。

2013-06-22

2013年参議員選挙が近いのです。その前に東京都議会選挙もあります。
今の情勢だとどっちも自民党が勝つのは間違いないように思われますけど、それでは困ってしまいます。

自民党が勝つとねじれ国会が解消され、「決められない政治」が「決められる政治」になるのかもしれないけれど、いろいろと「間違ったほうに決めてしまう」ことが多いなか、単に「決められる」から良いというものでもないと思うのです。決断は大切ですが、ただ決めればいいわけではなくて、真っ当な方向に持って行かないといけないのです。憲法改正(?)しかり、TPPしかり……。
自民党の憲法改正草案を見ると、改正じゃなくて改悪にしか見えません。だから自民党が大勝してこのまま走られると困ります、これでは。

こんな状態なので、一般国民の生活が良くなるとはとても思えません。
なのになぜか大マスコミの報道だと安部内閣の支持率が高い(どこも60%超、読売、共同は70%超)ようです。私には理解できません。誰を対象に調査したらこんな数字になるのか疑問はありますが、これが本当にそうだとすると、我々国民が相当な阿呆か、もしくは為政者に相当馬鹿にされている(小泉政権の郵政選挙がそうだったと思うのです)、というようなことだと思うのです。空気に流されすぎ、論理的にではなくて雰囲気で支持してしまっているのか。そもそも質問の仕方も悪いのかも。

最近の情勢や選挙制度を勘案すると、選挙に行かないと自民党が勝ってしまうので、まず投票率が上がらないと変わらないと思うのです。こんな政治にしているのは空気に流されすぎて論理的理性的良識的に考えない我々一般市民のせいでもあります。
昨年12月の衆議院選挙は戦後最低の投票率59.32%で、自民党だって投票数を減らしているのに大勝ちしちゃいました。我々選挙民が意思表示をしないと、自民党が勝ってしまいます。極端な話、仮にあと15~20%でも投票率が上がってしかもその分が自民党以外に投票されると、かなり状況は変わると思います。少なくとも、安部首相の変な国家観での憲法改正独走、なんて話にはならないと思うのです。
だから、せめて(白票でもいいから)投票に行きましょう。対抗勢力がバラバラで投票しづらい、という事情は理解できなくはないですけど、今度の参議院選挙はネット選挙運動が解禁されますし、別稿(「一次情報にあたろう」)で書いたように、普段でもネットなどで一次情報が得られる機会が増えているわけですから、新聞やテレビがつくる「雰囲気」に流されずに積極的に情報をとって論理的に考え、自分で決めましょう。
それでも迷ったら(困ったら)、共産党とか社民党に入れてしまえばいいと思います(笑)。ずっと主張が変わらないし、政治屋っぽくないし、政党名とはんたいにその政策は安部自民党の憲法改正草案よりずっと民主的です。

でも正直私もあきらめ感もあって、アベノミクス(なんでいつも妙な呼称をつけるのだろうか。浜矩子氏が「アホノミクス」と申してましたが的を射ていて好感)のバブル金融相場に乗って一生分稼いで、どこか暮らしやすい国にでも移ろうか、と思ったりもします。みんなでそうしたらよいのではと思います。
だってアベノミクスの成長戦略で根本的な業績相場になるとは思えないし、企業の業務体質が変わって雇用が増えたり賃金が上がったり、自営がやりやすくなったり、構造改革が進んで社会が良くなったり、なんてふうになるとはとても思えないのです。
困ってしまいます。でもとりあえず、投票には行きましょう。

やはり投票には行くべきでしょう。 ~その2~

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