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健康 漫筆

"低体温"とか"高血圧"とか、何を基準に低い高いと言っているのか?

2014-11-01

最近、寒気がして熱っぽいな、ということがあって、熱を測ってみたらなんと36.6度。
一般的に平熱といわれる範囲で、なのに寒気はするし腰や関節が少し痛む、頭もピリッと痛む、風邪だ、と思ったのですが数値はなんてことはないものでした。

それが治って体調の問題のないときに体温を測ってみると、なんと35.3度。よく「低体温」といわれる数値。けれど、体調はまったく問題なし。

確かに元気な若いころは平熱が高めで、37度近くあったのを覚えています。だから38度近くにならないと発熱を自覚しなかったくらいだったのです。
それから歳を取って中年になり、平熱体温が下がってきているようです。
が、食べ物も真っ当でバランスよく、運動も普通にやっていて、少なくとも自覚症状がない健康体ですが、体温は"低め"といわれる数値。

まったく、自分の生活と感覚に照らして考えればいいのであって、「基準値」なんてあまり当てにならない。
健康バランス -操体のススメ-」でも書きましたが、その人の体形、重さ、生活習慣、食事、運動、ストレスなどの情況を総合して判断しないと、高い低いなんて決めつけられないわけです。

だから「低体温が悪いから体温を上げよう」とか「高血圧は危険」と巷間よく言われているからといって、数値だけで一概に決めつけて、変な本を買ったり妙な対策をするのはいい加減にもうやめて、まず自分でよく観察し、よく考えましょう。言いたいことはそれだけです。

 

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