┃監督: スー・チャオピン、ジョン・ウー
┃TITLE: レイン・オブ・アサシン(原題:劍雨、英題:Reign of Assassins)
ミシェール・ヨー(以前はミシェール・キング、楊 紫瓊、Michelle Yeoh、Choo-Kheng)は昔から大好きな女優です。そういうわけで彼女の映画たぶんほとんど全部観ていますが、これはその中でも最も好きな作品かもしれません。
『東方三侠』は彼女のほか、夭折したアニタ・ムイ、マギー・チャンというこれまた香港の大好きな女優が出ていて逸品です。昨今のイップ・マン関係の映画で有名になった(?)「詠春拳」を知ったのも90年代に彼女が主演の『詠春』(このときドニー・イェンは彼女の相手役だった)をヴィデオで観てからだし、『ポリスストーリー3』は今でもたまに見返すくらい好きなアクションです。
さて、この映画は、彼女の剣術(私は刀と槍を練習してますが、こういうの観ていると剣術も習いたいと思います)が素晴らしいのはもちろん、はたして人生はやり直しができるのか、ということをしみじみ考えさせてくれます。顔を変えても、住む世界を変えても逃れられない過去の行い、それでも「人生はまだ長い」と思ってこれからを生きていくためにどうすればいいか、と、映画を観ながら思うことはいろいろあります。